パリと南仏コートダジュールとイタリアとオリーブ農園と。

私のフランス生活を書いたブログです。初めはワーホリビザで1年、その内の2ヶ月程を南フランスのオリーブ農園で過ごし、8ヶ月程をパリで過ごしました。その後は日本に一旦戻りましたが、パリと日本とその他諸外国から南仏とイタリアの国境付近にあるパートナーのいるオリーブ農園を行き来している私の生活のブログです。

パリが好きになれない。

今日のパリも相変わらず曇りです。

どんよりと白〜く分厚い雲がかかっています。パリのどこがそんなに綺麗なのか私には理解できません。。。世界中色んな都市に行ったけどパリは世界でも最も汚い都市の一つだと思います。。。夜にライトアップされた建物とかはさすがに綺麗だと思うけど、それ意外は、ん〜、って感じです。

私はやっぱり天気が良い所でないと素敵と思えないのかな?

 

毎日どよ〜んとした天気で私の気分もどよ〜んとします。

でもパリが好きになりたいんです。。。なぜか分からないけど!

 

こんなに世界中の人を魅了してるパリ。

「パリは最高だよね」「パリは本当に素晴らしい。」そう言う人に会う度に「この人は何を見てどこに行ってそう思えるのか?」と不思議でなりません。私はその意見が信じられないからか、そういう人に会うとただ格好付けて自称パリ好きを名乗ってる様にしか見えません。「ぁあパリね、あそこは素敵なところだよね。」とか言ってる人を見るとただ知ったかぶって格好つけてる様にしか聞こえないんです。。。そしてちょっとフランス語を語尾に付けて話したりする様な人はもうウザいだけです。。w どうしてでしょうか。。。

 

パリに住んでる OR 観光に来てるだけ

の違いでしょうか?私もパリから出ればいいのかな?たまにそういう風にも思えます。東京にいた時も都内に住んでた時より千葉に引っ越してからの方が東京嫌いが良くなりました。それからパリも東京もどの大都市にも言えることだと思いますが、大都市ではお金を持っていれば楽しいんだと思います。お金無いから楽しくないのかも。例えばショッピングとかユーロが高すぎてもともと物価が高いパリで日本人の私には全てぼったくり価格にしか思えません。スタバとかマックとかアメリカのビッグチェーン店に行くと基本は1,000円かかります。100均もなければユニクロだって輸入されてますから1.5倍します。フランスにはユニクロみたいなブランドはありません。とにかく何でも高いです。ここ最近はユーロの収入があるからまだそうでもないけど最近まで日本円でずっと暮らしてきてその時はずっと1ユーロは150円弱でした。(なんで今になって130円台なのか、悔しい...)そうすると何でも書いてある金額の1.5倍するんですから2と書かれてたら3なんです。2ユーロは300円。高いです。

 

街は汚いです。ハトがいっぱいいる。それもよくひかれてるし。。。(恐ろしいです。本当に。汚いし。。。) みんなゴミをポイポイ捨てます。NYもそうだけど、パリはNYより道とかが狭いから余計に汚く感じます。東京ではありえないですね。パリに来てから日本のことがかなり好きになってきてその点はパリに感謝していますw 道路を清掃する方法さえ汚いと思います。アメリカでは清掃員が掃除しますからある程度綺麗になります。でもパリは道の掃除は道の排水溝から水を放出して掃除します。雨が降った時に道に溜まった水は排水溝に流れますよね?そこからわざと水を逆流させて溢れさせて、その水の流れで道の溝に溜まったゴミを流す、というしくみです。でもその光景の汚いのなんのって。。。ちなみにこの水は下水の水とは違うそうです。下水とは別の通り道から流している水で飲料水ともまた違うけどクリーンな水だそうで、パリでは何年もこの方法で掃除しているけどこの方法を思いついた当時は他の大都市が真似したりしてパリは鼻高々だったそうです。でもこの光景を見ると雨で排水溝から水が溢れてるのと全く同じにしか見えないので黒く濁った水が道からどんどん流れて来るわけですから私はゾッとします。流れたあともそんなに綺麗になってないし。。。普通に人間がやった方が最終的には何倍も綺麗になってお金もそこまでかからないと思います。人件費を削れるかもしれないけどフランスは十分職が無いんだしそんなとこで人件費削らなくてもいいのに、と思います。捨てられたガムとかいたずら書きとかはいつまで〜も残っています。たまに人間が掃除してるのを見かけることもあるしもちろんシャンゼリゼとか大きな通りにはいつも清掃員の人や清掃の車を見かけます。でももうちょっと街を綺麗に保つ努力をすればいいのに、と思います。せっかく世界から「美しい都市」と認められてるのにそれを保つ努力が見受けられないので好感が持てません。。。

 

それからパリジャンは本気で意地悪です。これは有名なことだと思いますが英語が分かってもフランス語で話しかけてくるし(街角のローカルなパン屋とかの話ではありません。空港から市内に直結してるメトロの窓口とか明らかにフランス語を話せない人が多い場所でのことです)、カフェやビストロでは観光客はず〜〜〜っと待たされるのは基本です。それからメトロ等の駅の窓口に人がいません。窓口はあって電気もついててパソコンもオンのままなのにいません。(なんで?!??)質問は愚か間違って購入した切符の返金なんかいつ出来るのか分かりません。スーパーでは店員がレジで打ち間違いしても謝りません。こちらが謝ります。「すみません。お手数ですがこちらの金額が間違っているようなのですが差額を頂けますでしょうか?」といった感じでスーパー丁寧に出ても完璧なフランス語で話しかけないと返事もろくにしてもらえません。返事は無かったけど他のレジの人に話しかけてるから「ぁあ金額が合ってるか確認してくれてるのかな」とかいう希望を抱いて待っていると「あんたまだ居たの?」という顔でにらまれて、ただ雑談をしていたに過ぎないことに気付かされます。。返事がなくても嫌々対応してくれている時もあるのでどうなっているのかさっぱり分かりません。基本的にいつも機嫌が悪い店の店員たちの辞書にはハンドゼスチャーとか笑顔とかそういう言葉は皆無の様です。たまに返事がきても「いいえ、私はあなたにさっきこの金額のおつりを渡したわよ。」とか言われるのがオチです。(いやいや、まだ私お金財布にしまってないし。。。)ここまで来ると文句つけるのも疲れてきて結局諦めます。観光客の人は外国人だからこういう扱いをされるのかと思うかもしれませんがそうではないようです。フランス人の知り合いもよくおつりや金額を間違われるけどあまりにもその頻度が多すぎて、そしてその後ちゃんと対応されないこともあるので多少の金額なら言わないことにしている、とのこと。もう諦めてるんですねw

 

他にも挙げればキリがないパリが好きになれない理由。頑張って好きなこと、場所を見つけようと毎日思うのですが天気も悪く人も意地悪、道も汚い。。。なかなかポジティブな気持ちをキープするのが難しいですw

 

ではなんでそんなに嫌いなのにパリにまだ住んでるのか。

 

最初の方に書いた通り「パリを好きになりたいから」です。

私には悪いところばっかり見えるけど世界の大半の人にはパリのいいところが悪いところに勝っている様に思われているわけです。世界の人々がパリにどうしてそこまで魅了されるのか知りたいんです。最後まで分からないのかもしれないけど、私は興味があることはとことん突き詰めるタイプで自分が納得するまで探求し続けます。私はなんでみんながそんなにパリが好きなのかとても興味があります。自分には見えてないものがきっと沢山の人には見えているわけです。それを感じ取れる人になりたいんです。人間の成長は見えないものが見える様になって感じられなかったものが感じ取れる様になることだと思います。私はパリともっといい関係を築きたいです。そして格好つけじゃなく、嘘ではなく、心から「パリ好き」になりたいです。